これは世代論というか、情報インフラの問題というか

いまの60才台〜40才台ぐらいの世代って、
戦後日本が近代化していき、
個人主義化する中で共同体的な集合知を失った世代で、
しかもインターネットのような新たな知の共有手段も知らないから、
自分が知らないものに出会ったときや、
社会の流れが大きく変わった瞬間なんかに、
うまく対応できなくて行き詰ったときに、
参考に出来る知識を得る手段に乏しいんじゃないかな、
なんてことをふと考えた。
そうすると、この世代は自分達で勝手に考えて、勝手に行動するしかないので、
愚かな手段を選んでしまいがちなんじゃないだろうか。
でも、そういう世代が今後も20年ぐらいは力を持ち続けるんだよなあ…。

まあでも60才台〜40才台に対して情報与えるものには活字メディアがあるのか。
ということは、活字メディアってのはそういう「生きる知恵」的なものを
供給する役割もあったわけだ。
って当たり前ですねw

でも「生きる知恵」みたいなものも、
ネットが供給してくれるようになってるから、
30台より下の世代には、活字メディアの一部の需要に対するアピール性は必然的に下がる。
だから、出版不況は必然かなあ。