マイクロソフトにてインタビューを受けてきました

  • MSに呼ばれてインタビューを受けて来ました

うう、最近花粉症+超多忙でブログどころか twitter もロクに更新できておりません。


そんな中、木曜は何とか定時で会社を抜け出して、マイクロソフト本社のインタビューを受けてきました。
というわけですでに土曜ですが、そのことについて書こうかと。


そもそも何故 MS のインタビューを受けることになったかという経緯については、
特に複雑なものがあるわけではなく、いきなりはてなから↓のような内容の直メールが来た、というのが発端ですw


マイクロソフトが仮想化技術に興味のあるITエンジニアと話したいようだから、
 集客を手伝ってるんだけど、来ませんか?」


ただし、最初にこのメールを見たときは超疑心暗鬼でした。


「え、はてなと MS? なんか話が大きすぎるし、釣り?」


何しろ私ははてな市民ですらない上に、特に目立ってブクマを集めるような記事を書いている
わけでもないのに、なぜこのようなイベントに招待されるの、どういう人選なの? というのが第一印象w


とは言え、メールアドレスもはてなから来ているし、
MSの方と直接話をする機会は滅多にないだろうということで
IT系イベントに弱い僕は誘われるままホイホイ参加してしまったわけです。

  • インタビューの参加者

インタビューには、MS 社からは、Technetエヴァンジェリストマーケティングの方が
参加され、はてなユーザーは4人(id:kagamihoge さん id:yuzuhara さん、id:mamoruk さん+私)で1グループとして受ける形式でした。


私以外のはてなユーザーの方々は基本的に開発だったり、研究だったりと、
プログラマー、開発者に近い仕事をされている方々でした。
それに対して、私は一人インフラ系の SE だったりw
だから、なんというか微妙に場違い感を感じてしまったりもしつつ、
花粉症もあっていろいろいっぱいいっぱいだったしたわけです。


まあ、はてなでもインフラ系のエンジニアってあまり見つからないし、
基本的にインフラ系エンジニアのブログってネットでかなり少ないんですよね。。
そもそも私も別に技術的な日記を書いてるわけではないんですけども。


でも、こういう利害の絡まない場で色んなエンジニアの
仕事や技術の話が聞けるのってかなり面白くて、刺激になります。
ここ2年ぐらい勉強会に参加するようになった大きな理由はそれです。

  • インタビューの目的

インタビューの目的として伺ったのは、インタビュアーの方々は、MS製品に限らず、日本のITエンジニアの満足度を向上させるという目的のため、エンジニアがどのようなことを考えているかを聞いて、今後のコミュニティー運営活動に活かしていきたいという目的で、今回のインタビューを開催したというお話でした。


このため、最初に MS TechnetMSDN それぞれの説明や、現在 MS が提供している様々なオープンソース製品に関するプレゼンテーションがありました。

  • インタビュー内容

普段の仕事と困ってること、情報収集の方法や、ツールについての質問を受けました。


私以外はやはりオープンソース系のツールを主に使用されている方々ばかりでした。


私は基本的に客先導入する製品に向けてコードを書くようなことはないので、(社内では使ってますが)ちょっと毛色の違う領域の話になったかな、と。


IT業界といっても広くて色んなエンジニアがいますから、私のようにちょっとニッチな領域の技術を扱うエンジニアもいるわけです。
(今回聞いたところによると、国内のITエンジニアは200万人だとか)


面白かったのが、情報収集ツールとして全員が第一に twitter を上げていた点w
これは MS の方も関心を持たれてました。
そういえば MS のサービスではまだミニブログサービスは初めてないんですよね。
というか、ブログはやってても、ミニブログをやってる大手 IT 企業はまだないということに気がついた。


でも、ミニブログというか、twitter のツールとしての有用性はかなり高くて、ここ2年ぐらいでIT系の勉強会に参加するような人は、ついったったーである確立も相当に高いのは事実だと思います。


twitter は今のところアーリーアダプターが多くて、IT系の情報はそれこそリアルタイムレベルで集まるので、非常に便利だと実感してます。変態発言が流れてくることも多いけどw
まあ私は最近 ROM ってて滅多に POST できてないんすけど。。
3月は土日も仕事に出てたし、毎日終電以降に帰ってたから仕方ない。


あと、やはり全員 MS 系の情報が Web には少ない、なかなかコミュニティーが広がらない、という点については話題に出していました。


一応あるところにはあるのでしょうが、中々見つけられないというか、オープンソース系のブログの方が目立つ状況です。


MS としてはそういった状況を改善したい、という要望もあるようです。

これは拝見したソフトやプレゼンを見ても感じたのですが、マイクロソフトとしてもオープンソース
力を入れて行こうという思いを持っていて、PHPのWeb開発や、SilverLightなどのRIA技術から、仮想化のインフラも含めてかなりオープンに進めて行こうとしているな、と確かに感じました。


Windows2003 Serverになって以降、確かにOSは凄く安定しているし、その上で、FastCGIASP.netを使うという選択肢も、LAMPと比較して遜色ない状況でしょう。


また、私が学生の頃は有料だったVisural Studioだって、今じゃExpress Editionというフリー版があるわけで、個人でもMS系技術に触れる敷居は下がってきているかな、という印象はここ2-3年持っていました。


個人的には、マイクロソフト製品の技術に特に抵抗があるわけではないので、今後コミュニティー活動が活性化していくということであれば、歓迎していきたい気持ちです。

  • 最後に

マイクロソフトとしては、これで最後というわけではなく、今後も色々と企画していきたい、ということを伺いました。

個人的には、エンジニア同士の語り合う場は沢山あった方が面白いので、ぜひ活性化していって欲しいところです。

今回は、他のはてなユーザーの方の話から、マイクロソフトの方針まで聞けて非常に満足できるイベントでした。

お声をかけてくださった株式会社はてなと、インタビューを開催いただいたマイクロソフト株式会社、ならびにご同席いただいた方々には感謝いたします。